これは私が裏側矯正をするも後戻りして再矯正をすることになってしまった話です。
初めましての方はこちらをどうぞ。

目次
治療方針
矯正を始めるにあたって先生から治療方針の説明があります。
私の当時の歯並び
・軽度の叢生
→上前歯がデコボコ、下の奥歯が傾斜、下の前歯の隣の傾斜
・軽度のオープンバイト
→奥歯の噛み合わせは問題無いが前歯にすきまがある
自分では前歯が出てるなーくらいした感じていませんでしたが、先生に診てもらったところ、そこそこ問題のある歯並びでした。
私の希望する部分矯正で治療出来るギリギリのところだろうとのこと。
また、上の前歯のみに矯正装置を付ける為、治療出来るのは前歯のデコボコのみでオープンバイトや下の歯の傾斜は治療出来ません。
カウンセリングで以上の説明がありましたが、大きい前歯にコンプレックスを抱いていた私。
『この前歯が引っ込むのなら・・!!!』
そう思い、デコボコの治療のみを決意しました。
親知らずはそのまま
矯正をするにあたって、予備知識としてネットで検索魔と化していた私は『親知らずは抜かなければならない』と思っていました。
しかし先生曰く、部分矯正の場合噛み合わせを変えるわけではないので必ずしも抜かなければならないわけではないとのことでした。
今まで抜歯を経験したことがなかったので、できれば抜きたくないと思っていましたし健康な歯を抜くのにも抵抗がありましたので親しらずはそのまま残すことにしました。
大きい歯の側面を削る
部分矯正で抜歯もしないとなると前に飛び出た歯を並べるスペースがありません。
そこで、大きい2本の前歯の側面をミリ単位で削り歯を並べていくことになりました。
前歯を2本、両側面を2mmずつ削ったとして8mmの隙間が出来ますので、その隙間を利用して奥に引っ込んだ歯を並べていくのです。
もちろん、歯の機能に問題無い範囲で削ります。
矯正生活
カウンセリング後、契約をして型どり等をし、装置が完成するまで約1カ月くらい待ちます。
私が治療に選んだ裏側の部分矯正の装置はコレ
画像小さくてスミマセン・・
上の前歯6本の裏側と奥歯に装置(ブラケット)をつけるタイプ。
奥歯を銀の輪みたいなので固定して飛び出た前歯をワイヤーで引っ張って内側にもっていくんです。
分かりにくいので大きくしたモノがこちら↓

青ゴムがめちゃくちゃ痛い
銀色の輪っかを装着しないと前歯の装置もつけられません。
そして、この奥歯に付ける銀の輪っか(バンド)を付けるために奥歯の両隣りにスペースが必要になります。そうでないとバンドが入らないのです。
そこでスペースを作る為にセパレーターを入れます。
通称『青ゴム』です。
これがめちゃくちゃ痛い!!
矯正生活の中でもトップクラスの痛みです。
奥歯に直径1mmくらいのゴムを挟んだだけなのですが、なめてました。
食べ物はおろか、飲み物ですら痛い。
コップに口をつける時の振動で痛いんですよね。
結局普通の食事が摂れるようになったのは一週間後くらいです。それまではおかゆや茶わん蒸し、豆腐などを食べていました。
口内炎だらけ
青ゴム生活を経て、無事矯正生活が始まったところで問題が!!
これは裏側装置に限ったことではありませんが、口内炎が頻発します。
装置を付けたばかりのころは口の中が装置を異物と感じている為か、出血する位の炎症が出来ました。
これは歯医者さんの方でワックスと言って装置を覆うガムのようなものを出してくれるところもあるそうですが、私の通っていたところはもらえませんでした。

ひたすら口内炎が鎮まるのを耐えるのみです。
しゃべりにくくなった
裏側矯正はしゃべりにくくなるとネット等に書いてありますがその通りだと感じます。滑舌が悪い人になりますね。
もともと良い方ではありませんでしたがさらに悪化。
オープンバイト気味だったのもあり『さ・し・す・せ・そ』はほぼ『しゃ・し・しゅ・しぇ・しょ』に。完全に諸見里です。
一般人の私ですらこうでしたから、芸能人の方の裏側矯正のニュースを見ると素直に応援したくなります。
虫歯になりやすい

裏側矯正は唾液の作用で虫歯になりにくいと聞いたことがありますが本当でしょうか。
生まれて矯正をするまで20年間で1回しか虫歯になったことが無かったのですが、裏側矯正期間の約1年間で2回虫歯になりました。
歯磨きがとってもしにくいので装置の回りは磨き残しが出易いですし、裏側・表側関係なく矯正期間中は虫歯になり易い感じがします。
こんな歯ブラシや

こんなとか

磨きやすそうですね!
ちなみに前歯の表側が虫歯になったのですが、装置はそのままで虫歯治療をしましたよ。
歯全体が虫歯のような痛み
月一回の調整日でワイヤーを変えた後は個人差もありますが2~3日は痛みがありました。
私は歯全体が虫歯になったようなジンジン疼くような痛みと感じていましたね。
調整日~1日後位までは何もしてなくても痛いです。食事は柔らかいもの中心に。
2日後以降は食事の時に噛むと痛いなと感じる程度でしょうか。
私は割となんでも食べていました。痛いけど食べたい!!
治療終了

とっても大変なことも多かった矯正生活でしたが、調整する度に整っていく歯を見るとやはり嬉しかったです。
そんな矯正生活も約1年で終了し綺麗に整列した前歯ちゃんになりましたー!!
誰も飛び出してない!!引っ込んでもいない!!
綺麗に歯を整えてくれた装置ともお別れ。そんな装置の外し方は一言でいうと『力づく』でした。
接着剤で付いた装置をバールのような器具でメリメリっと外します。
そんなに力を入れたら歯がぬけちゃうよーと何度思ったことか。でも意外と大丈夫なもので歯はしっかり残り装置だけが外されました!
その後残った接着剤を削り保定装置の型どりをして完了です。
装置を外した日は口の中がなんだかスースーして広く感じたのを覚えています。
例えるなら、歯石とりをしたあとのスースー感に似てるかなぁ、それをもっと強烈にした感じ。分かりにくい?
猛烈にスッキリしたのです。


お読みいただきありがとうございました♪
